メタバースとMMORPGの違いは何?オンラインゲームと同じ?

メタバース

2021年頃から、メタバースという言葉を耳にする機会が増えてきた感じがしますね!

これからのインターネットの世界を大きく変えてくれそうな可能性を秘めているメタバースには、期待感とかワクワクするような気持ちを感じてしまいます。

ただ、新しく出てきた言葉なだけに、まだイマイチ意味を理解しきれていないなと感じていて、ついついメタバースってMMORPGと同じようなものだと思っちゃうこともあるんですよね…

そこで今回は、メタバースとMMORPGの違いについて考察していきたいと思います。

メタバースとMMORPGの違いについて考える前に…

メタバースとMMORPGの違いについて考えていく前の前提としてなんですが、そもそも、メタバースって認知され始めたのが最近の話なので、まだまだ定義があいまいなんですよね。

メタバースの定義がどういうものかという部分がはっきりと決まっていないために、メタバースとMMORPGが同じだと感じる人も多くいるのが現状なのかなと思います。

例えば、フォートナイトとかどうぶつの森みたいな仮想空間で遊ぶゲームもメタバースの一種だという考え方もありますよね。

このように、考え方とか定義がはっきりと定まっていないため、この記事の中ではあくまでも私自身が調べたり、メタバースについて実際に触れた中で感じた部分から、メタバースとMMORPGの違いについてまとめていきたいと思います。

メタバースと従来のMMORPGの違いは何?

ということで、さっそくメタバースとMMORPGの違いについてなのですが、個人的には次の3つの違いがあるのかなと感じています。

  1. ブロックチェーン技術やNFTの存在
  2. 経済が成立しているかどうか
  3. 仮想世界の中の自分の立ち位置

1つ1つ順番に、少し詳しく見ていきたいと思います!

メタバースと従来のMMORPGの違い①:ブロックチェーン技術やNFTの存在

メタバースと、これまでのMMORPGの大きな違いだと感じているのが、やっぱりブロックチェーン技術や、それを活用したNFTの存在じゃないかなと思います。

仮想通貨で使用されているブロックチェーンの技術を活用したNFTのおかげで、世の中のデジタルデータが本物であるかどうかを証明したり、世界に1つだけの唯一無二のデジタルデータを保有することもできるようになりました。

そのおかげで、ゲームのアバターの服とかアイテムなどもNFT化することができるので、保有しているアイテム等の希少価値がさらに高まることも出てくるようになりそうですよね。

また、アバターの服とかアイテムを保有したまま、メタバース上の別空間に行くこともできることも大きな違いかなって感じています。

例えばこれまでのゲームで言えば、フォートナイトはフォートナイト、マインクラフトはマインクラフトといった感じで、1つのゲームの世界でアバターやアイテムを使うイメージだったと思います。

これがメタバースの世界では、別のメタバース上のゲームを行う時だったり、あるいはゲーム以外でもメタバース上の別のコミュニティなどに行く際にも、これまで使っていたアバターやアイテムをそのまま活用することができるんですよね。

イメージ的には、任天堂の大乱闘スマッシュブラザーズのように、1つの世界に色々な世界のキャラクターたちが登場してくるような感じでしょうか。

こんな風に、ブロックチェーン技術やNFTのおかげもあって、複数の世界観が1つの世界に存在するような感じになるのも、これまでのMMORPGなどのゲームとの大きな違いになってきそうです。

地球の中に、日本・アメリカ・中国などなど様々な国があるように、メタバースという1つの大きな仮想空間の中に、色々な世界感が広がっている感じですね。

1つの仮想空間に1つのゲームではなく、1つの仮想空間に様々な世界が混在しているというところがこれまでとの違いかなと思います。

メタバースと従来のMMORPGの違い②:経済が成立しているかどうか

メタバースと従来のMMORPGとの違いとして、経済が成立しているかどうかという部分も挙げられるのかなと思います。

先ほど1つ目の理由のところで、アイテム等をNFT化することによって、希少性が高まって価値も上がるというようなお話をしたのですが、これに関連して、NFTやメタバース上の土地・空間も、今後どんどん価値が高まっていくことが予想されています。

価値が高まったNFTを購入したい人もいれば、一方で売却したいという人もいる状態だと、その中に経済活動が生まれてきますよね。

そのため、お金を稼ぐという目的でゲームをする人も数多くいて、そのために「Play to Earn(稼ぐためにゲームをプレイする)」という言葉も生まれてきているくらいです。

さらには、ゲーム等のアイテムの売買だけではなく、まるで会社で働くかのような組織をメタバース上で構築することもできると言われています。

それがDAO(分散型自立組織)というものですね。

DAOの場合は、会社で言うところの社長のような存在が無く、組織構造がフラットなので、トップダウン式の組織ではなく、DAOの参加者同士で意思決定を行っていくという違いがありますが、何か1つの目的のために組織的に活動を行っていくという意味では会社に近いような存在といえるかもしれません。

DAOについてはちょっと難しいので話を戻しますが、メタバース上ではアイテムの売買をするだけではなく、組織を作って活動し、そこで得られた利益をメンバー同士で還元しあうということもできるようになっています。

つまり、メタバース上で仕事をして対価を得るということもできるようになってくるということですね。

これはまさしく、仮想空間上で経済活動が成り立っていることだと言えますね。

仮想空間でゲームをするだけではなく、アイテムの売買をしたり、会社のような組織で働くということもできるのは、これまでになかった大きな変化だと感じています。

メタバースと従来のMMORPGの違い③:仮想世界の中の自分の立ち位置

最後に、これまでのMMORPGとメタバースの違いだと感じているのが、仮想世界の中における自分の立ち位置なのかなと思います。

MMORPGもメタバースも、どちらも仮想空間の中で活動するという意味ではかなり近い存在かなと思うのですが、その仮想世界の中で、自分がどのような存在なのかがちょっと違うかなと思うんですね。

例えば、MMORPG場合、基本的にはゲームの制作者が作成したシナリオやストーリー、ルールなどに従ってゲームを進めて行くことになると思います。

つまり、MMORPGにおける自分の立ち位置って、「ゲームプレイヤー」だと思うんですよね。

一方でメタバースの場合、先ほど少し触れたDAOのように、自分自身もゲームやプロジェクトの参加者の1人という立ち位置で参加することができるようになるので、単なるプレイヤーという立場だけではなく、1人のステークホルダーとしての参加もできる世界なのかなと感じています。

このように、メタバースとMMORPGでは、仮想世界の中における自分自身の立ち位置や視点の違いがあるのかなと感じているところです。

メタバースと従来のMMORPGの違い【まとめ】

ということで、個人的に感じているメタバースとMMORPGの違いは以下の3つです。

  1. ブロックチェーン技術やNFTの存在
  2. 経済が成立しているかどうか
  3. 仮想世界の中の自分の立ち位置

そもそもメタバースは比較的新しい概念で、大きな広がりを見せ始めたのも最近のことだからこそ、まだまだはっきりとした定義が決まっていなくてわかりにくい部分も多いんですよね…

そのため、これまでのMMORPGとも違い部分がたくさんあるのかなと思いますが、個人的にはやっぱりブロックチェーン技術やNFT、そして経済活動があるという部分が大きな違いになってくるのかなと感じています。

これまでゲームといえば遊んで楽しむためのものでしたし、お金を使うのもゲームで勝つためなどの娯楽的な要素が強かったと思います。

ですが、メタバースの中では単にゲームを楽しむだけではなく、稼ぐためにゲームをプレイすることもできるようになってきますよね。

このPlay to Earnの概念は今後の社会も変えていくんじゃないかなとワクワクしています!

これから、メタバースがどのように社会に影響を与えていくのか楽しみですね~

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!

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